【はぎぷー】の似顔絵(にがおえ)!

毎週 火曜・木曜 更新予定【はぎぷー】萩谷尚子(はぎたになおこ)のにがおえ日記です。日々芸能人・有名人・描かせていただいたお客様の似顔絵を掲載します。

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歴史学者 磯田道史(いそだ みちふみ)さんの似顔絵

まさに歴史バカといったキャラでいらっしゃる。

私はここ一年、この先生のファンなのです。

歴史学者 磯田道史(いそだ みちふみ)さん

NHKの「英雄たちの選択」という番組をご存知でしょうか。

www4.nhk.or.jp

歴史上の色々な岐路にたった人物について討論する番組です。人生には選択がつきもの。日本の歴史の重要な選択について、歴史学者、心理学者、郷土研究者さんなどが集いああだこおだ述べる番組です。

英雄たちの「脳内」に深く分け入り、選択の崖っぷちに立たされた英雄たちが体験したであろうかっとうを、専門家の考証に基づいて厳密に復元。複数の選択肢を、独自アニメーションなどを駆使してシミュレーションします。

討論しても歴史は今更変えられないんですが。例えば、先日の関ヶ原の島津軍など。あのとき自分だったらどうするだろうなど評論家・研究者たちが本気になって考えるわけです。自分も視聴しながら唸って考える。アニメが沢山出てきて分かりやすいので、歴史が好きでなくても、子供さんでも楽しめる番組です。なにより、自分の仕事や家事、人間関係にあてはめて考えることが出来、意外な突破口が考え付くのです。

で、この番組の司会者が歴史学者 磯田道史(いそだ みちふみ)さんです。

日本史の内幕 - 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで (中公新書)

最初に見たとき、なんて空気をよまない人なんだ!と呆れました。

もう歴史が好きで好きでしょうがない、といった体で、話が終わらない。司会者とは思えないしゃべりっぷり。

同じく司会のNHKのアナウンサー渡邊佐和子さんがハラハラしながら、磯田さんを食い止め、強引に進行させます。時々にこにこしつつピキッとした雰囲気があります(笑)

しかし、この方のしゃべりと慧眼と知識と少年のような眼と語りは圧倒的。でファンがめっちゃ多いんですね。本屋にもこの方の本が山積みです。磯田さんブームと言ってもいいのではないか。

そう、あの映画『武士の家計簿』の原作者でもいらっしゃる。

武士の家計簿

先日読んだ▼

「司馬?太郎」で学ぶ日本史 (NHK出版新書 517)

「司馬?太郎」で学ぶ日本史 (NHK出版新書 517)

 

 も面白かったです。

番組でも言っておられましたが、司馬遼太郎の小説で「花神(かしん)」が一番の傑作だと言われるので、今さらですが読んでいる最中です。めっちゃ面白いです。

磯田さんが言うに

時代の転換点には「異能(いのう)」の者が登場し、歴史を動かしていくのだと。

「花神」の主人公である大村益次郎はまさにそういう男です。

ところで、最近、発達障害という脳の特性が取り上げられることが増え、市民権を得てきました。NHKスペシャルでも特集が組まれ、多くの人々がその性質を持っていることがようやく知られてきました。「障害」とついているように、この性質を持つ人は(日本人らしい)場の空気が読めなかったり、同調圧力の和の空気を乱すとして生きずらいパターンが多い。私も実はその毛がおおいにあるのですが、医者に行って判断してもらおうと思いきや、専門医が少なく、子供さんの患者が殺到しているようなので、諦めました。私はどちらかというとグレーゾーンに近く、まあ失敗しつつ(今もですが)なんとかやれているのでまあいいかな、と。

そういう人々は一般社会で浮いてしまいますが、集中力が特定部分で非常に発揮され好きなことにのめりこむという特性の人が多い。まさに「異能」の才を発揮します。ジョブズやアインシュタインなどはまさにそういう天才型の発達障害というべき人々です。(とはいえ、天才型はほんの一部の人のみであり、私のようなのはただただ人さまに迷惑ばかりかけてスイマセンとしか言いようがない。絵描きは多いんじゃないですかね。誤解を恐れず言うと。)

日本は保守的で変わるべきときに変われない国民性ですが、転換点で必ず、この空気を読まない人々が現れて一気に変えてしまうのです。

「シンゴジラ」という先日ヒットした映画がありますが、あれもヲタクのような変な人々=異能の人々が日本を救う映画です。

で、磯田さんもどうやらその傾向があるのか、ちょっと不思議な経歴で研究者をされている。詳しくは下記を。

磯田道史 - Wikipedia

情熱大陸 磯田道史さんってバカなの?番組を見てがっかり。その理由が・・・

dot.asahi.com

まさに日本史の天才といった感じです。

寝食を忘れて研究に没頭し、倒れてしまうなんて…。ほんとうにお好きなんですね。

異能の者が歴史を動かしていく

と司馬遼太郎の小説を解釈した磯田さんです。

確かに司馬遼太郎の小説は歴史の大偉人が主人公のものは少ない。この大村益次郎や「坂の上の雲」の秋山好古・真之にしろ 有名になって偉人になって長生きしました

ていうタイプじゃない。

変で空気を読まない人 でも信じて変えようとした人 バカになって夢中になっている人 歴史の役割を終えたら消えていく人々

です。

司馬遼太郎によって有名になった人物にあの坂本龍馬がいますが

龍馬はまさに空気を読まない典型です。先日、彼の最後の書簡が見つかりドラマ化されましたが、空気を読まない龍馬が、途方もない夢を現実にしようとして走りまわり、江戸幕府を終わらせた。終わらせたら空気を読める保守的な思想に回った同調圧力の人々によって殺されてしまう。

戦国時代もそうです。織田信長→空気を読まない壊し屋 豊臣秀吉→壊したあとの構築者 徳川家康→成果物をまとめて統一、最後は日本人的調和でかっさらう

坂本龍馬は官位もなにもない、ただの人なんですよ。今でこそヤンキーに大人気で居酒屋にまでなってますが。歴史上は何の功績もない。司馬遼太郎さんが龍馬をスターダムに乗り上げさせたんです。この変なオトコがいなかったら歴史は変わらなかったよ、と。

日本人は変化を好まない、変化をおそれる国民性です。だからこそ、竜馬のような空気を読まずに変化を求めた人により一層憧れヒーロー性を感じるのでしょう。

司馬遼太郎さんは異能の人を主人公にするのだと磯田さんは言ってました。磯田道史さんもまた異能の才があり、その視点は今までの歴史観とは違い人々をワクワクさせてくれます。本もぜひ読んでみてほしいです。マジ面白いです。とても平易で分かりやすいものが多いです。

慶応の院をお出になられたそうですが、京都府立大学を卒業され、そう、実は私と同年代。同じころに京都で学生時代を過ごし、下鴨をウロウロされたのだろうか。どこかですれ違っているかもしれないというドキドキ妄想をします。

来年のNHK大河「西郷どん」の時代考証のメンバーの一人にもなられました。

これからも古文書や文献を読みまくって新しい歴史の門を開いてください!

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

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