【はぎぷー】の似顔絵(にがおえ)!

毎週 火曜・木曜 更新予定【はぎぷー】萩谷尚子(はぎたになおこ)のにがおえ日記です。日々芸能人・有名人・描かせていただいたお客様の似顔絵を掲載します。

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似顔絵巡礼の旅 その1 「kunikazu.さん九州似顔絵教室」

4月の前半は、旅に出ていました

家庭の都合で、好き勝手できるのがこの一年なんですね。(来年くらいからはたぶん無理)なので、自分の実力には不相応なチャレンジやハイレベルな会合に積極的に参加しております。後で後悔しても遅いからねえ。


▲福岡の有名看板の前でドヤ顔で立つワタクシ

恥は一晩泣けば、立ち直れますが、若さと体力と時間があったときに躊躇していたんだとの後悔先に立たずの気分ったら…(40代以上の方はわかっていただけるかと、、)

それが去年の京都の似顔絵大会であり、今年の4月に名古屋で開催された「似顔絵竜王賞」であります。(どっちもえらい事恥をかいて一晩泣いたくらいでは立ち直れませんが)

嫁は元気で留守がいい、と言ってくれる夫に感謝しつつ、竜王賞(名古屋で開かれる似顔絵の大会)の前後にある各地の似顔絵勉強会などにも参加させていただきました。

46歳の老体をムチうち、約一週間の地獄めぐりもとい、似顔絵の巡礼の旅、少し長いルポになりますが、お付き合いくださいませ。

まずは、

九州は福岡で開催された「kunikazu.さん九州似顔絵教室」

4月5日、6日連続、1日6時間ずつの短期集中授業合計12時間です。

講師の方は、東京の似顔絵作家のkunikazu.さん。世界大会で数えきれないほどの受賞歴があるすごい作家さん。名実ともに世界チャンピオンの方です。

今回九州で開催された講座は、少人数制なんです。なんで京都にいる無名のフリーの私が参加できたかというと

私がブログで自分の下手さをぼやいている記事があった。

それをkunikazu.先生がフェイスブックを通じて読んでくださり、お声かけいただいたんですね。

(ブログは非常にめんどくさいツールですが、自分を時々開示していると、こういう幸運に恵まれることがあります!ブログ書いててよかった!)

よし今年はチャレンジしよう!と決意したものの

自分の絵やコンテンツが行き詰っていること、似顔絵稼業で独立してみたものの、どうやって運営していこうか、あるいはどういう方向でいこうか、どう利益を回すか、どんな作家になりたいのか、とりあえず自分が下手なのは知ってるが、どう下手なのかどう直していいかわからん

という状況が続いているのは確か。

漠然とフォーカスしはじめていたのは

信頼されリピートされる絵描きになること

ということです。

似顔絵は観光業とも関わりが深く、一過性、一見さんが多い業界です。反面では、人さまの顔を描くということは、デリケートな責任がある。そこを乗り越えお客様に喜んでいただけたら、深い絆が結べるのだと痛感してきました。そういう漠然としたやりがいを感じてきてはいるものの、どこから手を付けていいいかわからず

下手なりに(技術は一朝一夕に身につかないから)お客様が喜ぶなら、こういうキラキラをつけよう、こういうサービス(花や背景コスプレを付ける)はどうか、など、即効性のある、ロキソニン的対処療法というか、本筋から外れた方向に行ってたのかもしれません。

20年近く似顔絵師として、世界のトップを走ってこられたkunikazu.さん。その方の教えを受けられるというのは、そういう自分のドツボから這い出る

救いの神、クモの糸、地獄に仏だ〜というものでした。終わった今、ほんと、そう思います。

受けた講座は、本来月二回、3か月にわたって行うものを二日間でやりきるというハードなものでした。

生徒さんは、皆、似顔絵現場の前線で活躍しているプロ中のプロ。kunikazu.先生は本気で一人一人に真剣に向き合い忌憚なくズバリ、かつ細かくおっしゃって回ってくださる。

マラソンのような2日間、1分たりとも気を抜かず。どれほど体力気力技術力を駆使し、見合わない安い対価で教えてくださったことか。

オリジナルテキストも安価で販売されました。具体的なノウハウと素晴らしい似顔絵がたっぷりつまっています。限定品なんだよ〜ん。あげないよ〜ん。見せないよ〜ん(←ケチ)


▲2日目の皆の絵、私は右から二つ目。この全体を見ていただけたら、どれほどハイレベルな勉強会だったかとご理解いただけることでしょう。

10名の定員の倍以上の人数の参加。人々の情熱と熱量で飽和状態です。狭い教室の中は、吐く息と熱気で酸欠のような状態

▼先生の実演、色使い手の動きが神。奇跡的すぎて、目がくらみました

空調を暖房にしたり冷房にしたり、後半は、あの似顔絵ゆるキャラ「しきっきー」さんが乱入して、kunikazu.先生の描き姿をさらに描き、娘さんを拉致しようとしたりと密度が非常に濃い二日間でした。

本気で上手くなりたいという皆の願いに(九州だけでなく、全国各地から皆さま来られています)先生は、本気の声かけをします。

お世辞を言ってごまかしたり好かれようとはなさいません。

私、萩谷(はぎぷー)に対しても

絵柄が古いうえに、色々な団体の影響を受けすぎて、中途ハンパにそれらの画風がミックスされ、相手によって画風を変えたりキラキラでごまかしたり、シワを描かないでみたりして媚びて、どんどん下手になってきている 一番成長しずらいやっかいなパターン

とはっきりと言っていただき

ガーン

と頭で梵鐘(ぼんしょう)がなり

ショックだ、いや、知っていた ずっと自覚してごまかしてやってた それでも絵描きなのか 自分

と、すっきりしました。

他の方にも核心を突く言葉をかけておられましたが

たぶん、あの日の人々の中で、私が一番、ここどまり、かつ、のびしろ全くない状況の人です。

しかし、

講座の仕上げ、最後に仕上げた数枚。▼


どうすか?キラキラ装飾を大幅に封印したのに、あか抜けてきらきらして見えるでしょ?でしょ?

▼大人気モデルの似顔絵師 ようぼんさん そっくりにめっちゃ可愛く描けたよ!

主線のまわりの茶色をうっかり入れて、あ〜あ、って言われてしまいました。これさえなければ…。と。

主線の汚さをごまかそうと、ついまわりに縁を入れる癖、最後にまた出てしまった…。

kunikazu.先生の教え方は、指摘のきつさとは裏腹に、優しく分かりやすく本質を提示してくださった。つまり「やればできる」的根性論ではなく、理知的・論理的方法論。前に進んでいくための具体的な手順のことです。それを非常に懇切丁寧に教えていただいたんですね。

実際、旅行中、それを竜王賞の準備ほっぽり、ネカフェで実行。そうしたら絵が格段に進歩したのが分かりました。

ネカフェで仕上げた絵の数々。古臭いダサさは相変わらずですが。自分の絵をあまり好きじゃなかったけど、好きになってきた。▼

竜王賞でも正面に貼った(講座以前に作成した)キラキラ系似顔絵より、これらに人々が惹きつけられていた。なんてこったい

▼講座終了後の次の日に、福岡の絵画教室で有料似顔絵実演があると聞き描いていただきました。

昨年、描いていただこうとして、逃しちゃったんですね。kunikazu.先生の絵柄は、二種類あって、通常描かれるタッチとデザインタッチがある。ハイレベルなデザインタッチは世界大会などでしか実演されず、めったに手に入れることが出来ないんです。今回、それを購入したいという目的もありました。

下書きの線からもうすごい 私、わたしがいる

やばい

鼻のラインとか 髪の毛の線の繊細さ美しさ
あごの線 デザインなんだけど似顔絵 似顔絵だけどデザイン
バックのオレンジの筆のあとの味わい
美術館に飾っても全然おかしくない似顔絵
私の鼻の線って変なのですよ。高いんだかいがんでるんだか。
目も縁も。しかし、そのあたりのところがメチャメチャ似てて、かつ嫌味がなく
かっこいい!

私がまるで偉大なモデルみたいじゃないですか!?
これ、数年後にめっちゃ値がつきそう、、でも絶対売らないよ!

大切なお時間を頂戴して、丁寧に描いていただいて、本当にありがとうございました。緻密さ、構成、筆使い、ほんとに一流の仕事の一端に触れた時間を忘れたくないと思います。

この絵を描いていただいたのは、純粋に欲しいという欲望がまずあるんですが。もう一つ目的があった。

実は私の夫は大の似顔絵嫌いで、描くのも描かれるのも気がしれんという人なんです。夫婦間にはその点で深い溝があり、私は憤懣やるかたない数年を過ごしていました。

いつかハイレベルのものを魅せてギャフン(という表現が年寄)と言わせたいという目的がありました。kunikazu.先生のデザイン似顔絵の実物を見せることで、似顔絵が単なる観光地の一過性レジャーでなく、ほんもののアートだと知ってほしい、啓蒙したいと思っていました。自分の絵でギャフンとは言わせられないので笑

帰宅後、夫にこの絵を見せたら、目をひんむき鼻からぶほおおっと何か出して爆発するように笑い転げました。見たことのない予想のつかないものに出会った人はこういう反応をするのかもしれません。

もっと、ほおおお〜っうんうんて感じの感想を望んでいたんですがね。とりあえず、溜飲が下がりました。ざまあみろ。

博多の似顔絵師、UMIちゃんと天神路上もデビューしました。深夜の屋台の博多ラーメンが美味しすぎて、あのステキな土地のステキな人達との思い出が今も恋しいです。

kunikazu.先生とご家族、素晴らしい講座と労してくださった主催の方、仲良くしていただいた九州はじめ似顔絵師の方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。

明日は、講座の3日後開催の竜王賞について記事を書きます。

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