【はぎぷー】の似顔絵(にがおえ)!

毎週 火曜・木曜 更新予定【はぎぷー】萩谷尚子(はぎたになおこ)のにがおえ日記です。日々芸能人・有名人・描かせていただいたお客様の似顔絵を掲載します。

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NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の男たち女たちの怪演 石田三成クック笑い

次は関ヶ原や!

NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」。いよいよ関ヶ原が近づいてきましたね!

出演する戦国武将たちの怪演が止まりません。

(なんだかんだで更新する間もなかった私の、最近の唯一の楽しみはこのドラマと、みうらじゅん様の「笑う洋楽展」「ゆるキャラに負けない!」ぐらいでした。もう年末になろうとしています)

昔ながらの、平凡な戦国大河と見せかけておいて、どんどん強烈なキャラ立ちを魅せてくれる「軍師官兵衛」です。

あの永遠の0のラストシーンの不敵な笑みから、狂気満載の演技の快進撃が止まらない、黒田官兵衛の岡田氏。

ルビーの指輪を探しつづけるように、じっと息をひそめ目を閉じ秀吉が死んでチャンス到来、閉じていた眼をかっと開く健康オタクの徳川家康

おやじの知性と教養をまるで受け付けていない、キレやすく騙されやすい、筋肉脳の黒田長政

何よりドキドキしたのは先週の石田三成のクック笑いでしょう。

こうも卑近卑怯な石田三成

滋賀県出身の私としては、この石田三成はあんまりだ、今までいろいろな俳優やドラマで石田三成が演じられてきましたが、こんな下劣卑怯腐り外道のイメージはかつてない。三成って知性があってイケメンで悲劇の知将じゃないですか〜敗軍の将とはいえ、西軍をひきいて勝負をかけた若き(40歳くらい)宰相なのに…。

主人公官兵衛の敵だから?それにしてもこの描かれ方はあんまりだよ!

石田三成のゆるキャラの「三成くん」に失礼じゃないすか

滋賀県民から文句出ないんだろうかね。こんな卑怯で嫌な人が三成だと全国の人に思われたらどうすんねん!ひどい!長浜には、銅像もあるんやで!

と思いつつ目が離せません。嫌な奴なのに魅力的なんですよね。

演じる田中圭さんは、一見、あの「ゲゲゲの女房」の向井理さんに顔立ちにそっくりなんですが。

目の配り方、動作、生き生きしてます。

石田三成の、

こざかしく、かつメンタルが弱いキャラ

を素晴らしく演じられています。まさしく、これが生きた石田三成だ、これこそが三成ではないか!と思わされます。

(だからこそ、滋賀県民としては、こんなイメージで三成を定着させてほしくないよ!と叫びつつ、なんて面白いんだ!との相反する思いで三成を見ているのです)

年末は関ヶ原で盛り上がる!

ともかく、どのキャラも濃い、濃い。関ヶ原でどんな演技を魅せてくれるか、今からワクワクしてます。

豊臣秀吉を演じる、竹中直人につられてか、皆そうなっちゃってるんでしょうが…あの半沢直樹の影響もあるんでしょうね。かのヤクザ映画のように「全員悪人」とはいかないまでも、

登場人物がみな善人ではないのです。

名目上、主人公の官兵衛は「争いのない世の中のために…」と念仏のように唱えてますがw その濃い怪演の表情はまさに

「俺が俺が天下とったるぜええええ!見とれよおお〜」という播磨人の叫び

が全身から溢れ出ています。

これこそが生きた人間でしょう。勧善懲悪なんてフィクションです。戦国時代も今も本当の善人なんていやしないのです。戦国時代を生き抜くため、そして、精一杯戦って勝つためにガチンコ勝負、そして暗躍、権謀術数。善人なんてくそくらえ。

不自然な女性陣の「善人」としての描かれ方

どこかの新潮か文春の記事に、この「軍師官兵衛」の女性の描き方が不自然だとの記事がありました。

あの宇都宮を黒田長政が切ってしまった。黒田家最大の汚点の、暗殺事件。

やっちゃったのは、筋肉脳の息子、黒田長政。それを妻や母や女性たちが責める、というシーンです。人質として預かっていた宇都宮の娘にも優しくてこっそり逃がしたのも妻たちだ、と。んなわけあるかい。

私も確かにあのシーンは違和感がある、不自然だと思いながら見てました。

家を守るために宇都宮を切った長政。戦国の女性たちも、夫や息子に協力して、家や血筋を守るための精一杯の闘いをしていたはずです。時には良心や手を汚すこともたくさんあったでしょう。なのに、政治的な方針を「かわいそうひどいひどい」ときゃあきゃあ騒ぎ立てるなんて?

男性陣を生々しい欲望、野望を持った生きた人間として描いている。なのに女性陣の白々しい無欲さ清廉潔白さが不自然すぎた回でした。

かつてのお江ちゃんを彷彿とさせるシーン。あの年は全般にスイーツドラマだからいいんですよ。しかし、官兵衛のように硬派な人間の心理を描いている中で、いきなり、ぶったきる女性たちのスイーツ(笑)ボイス、あれは何なんでしょうか。

被差別者の群れ=女性たちを正義として描きすぎる

女性視聴者におもねりすぎですね。

「争いを好むのはいつも男たち〜♪私たち被害者被差別者の女性はいつも優しくて正義〜」

ファンシー、非現実。

欧米の映画での黒人の表現と似てますね。いつでも弱者は正義で、優しく心が美しいものとして描かれる。

洗剤のCM広告には夫が一緒に洗濯するシーンを挿入する。フェミから文句が出るといやだから。クレームが怖いから。だから障害者女性部落差別などはタブー視され、いっそうヤヤこしくなるのだ。

弱者は弱者です。=弱いもの。文字通りそれ以外にはありえません。そこに「正義」や「優しさ」を属性として飾り立てるからおかしくなる。佐村河内もそこを利用してきたし、私たちもそういうイメージにのっかって感動してしまう。

弱いから被差別者だから障害があるから病気だから=善人、正義、人格者だなんてことないですよ。むしろ、弱いから正統派では勝てないから、社会をなんとか泳ぎ切るために、ずるい手だてや先制マウンティング、嘘や抜け道を探すものです。私だってそうだし、皆大なり小なりそういう術を身に着けてますよ。

戦国女性の魅力的な怪演技

とはいえ、あの荒木村重の妻「だし」や、黒田官兵衛の妻の「光(てる)」の演技は素晴らしい。やっぱ今回の大河は夢中になります。

毎回、中谷美紀がどこでブルブル震えて、目がかああ〜と見開き、涙をボタボタ落とすのか楽しみにしているのです。

迫力ある怪演です。官兵衛の妻なのに、まるで妻みたいじゃない摩訶不思議な存在感。最近、その演技の理由がようやくわかりました。

官兵衛がキリスト教徒として洗礼を受けたあたりから、妻、テルの演技がますます浮世離れしてきたように思う。妻たる自分に何の相談もせず「洗礼受けた」とほざく夫を、ほほほと優しく見つめている佇まいが怖かった!

そして訪れる次男熊の助の突然の死。それを信じようとしない狂気。

もう、戦国時代、いろいろありすぎて、無我の境地になっちゃってるんですね。だからあの演技なんですよ。すごいです。夫と子供が死にかけて、何度も自身も死にそうな目にあって、度胸がすわる、というとこも通りこして、もう何も考えない、無我の境地。光(てる)あの眼はすごい。

豊臣秀吉の妻ねね。夫に何があろうが、どっしり構えてる。彼女には子供がいませんでしたが、多くの戦国武将の男の子の母親がわりになった。そして、その人脈が関ヶ原の命運を分けてしまう。黒木瞳さんの演技は、これぞ「ねね」って感じです。

秀吉の妾、あの淀が意外に良い!

悪の枢軸たる野望あふれる戦国女性はいないのか。北条政子や日野富子なんてそうなのかなあ。

戦国三大悪女といえば、この二人に加えて、淀君ですね。

淀君が、ドラマではいつも悪役なのはどうしてか。

正妻から夫を奪い男子を産んだ「若い美女」だからです。

最初の子供を失ったあと、淀は叫びます。

「男(おのこ)を産んでみせまする!」と

そして実際にそうするわけですよ。あの老人の秀吉から子種をふんだくるようにして、また子供を作った。

ものすごく運が良くて強い魅力的な女性です。一見、二階堂ふみさん、淀らしくない?と思ってました。もっと線の細い美人タイプでしょう?淀君のイメージって。

狸のような…儚く美しいというよりは、ピチピチしてかわいいという感じの淀。しかし、めちゃめちゃいいですね。今回の大河では従来通りの単なる悪女役、というだけではないような気がします。

生命力のある野望と野心のある強い女性に思えます。

淀君こそ、これからの女子像の理想形なのかもしれない。

いつか淀君が主人公の大河が見たいものよ。

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